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greathelpのコラム1


唐突だが、私はある組織で、元々「経理」として雇われた。
今は経理だけではなく、人事やちょっとしたシステムや「財務」と呼ばれるような仕事も、請けているような状態。つまり、管理全般をこなしている。

この中でも「人事」の部分は、私はあまり経験が無い分野だ。
その私が言うセリフであり、今日はこの部分で、参考になるかどうかは分からないが、参考にしたい人は、ここから先を読んでほしい。
乱筆はご容赦いただきたい。

さて、いきなり結論だが

「面接時は、できるだけ具体的なことを述べる」


と言う部分だ。

面接官は「この人はどういうことをやってくれるのだろう」という部分を見る。
実際、面接を「実施する」人間になって、このセリフは常に頭の中に叩き込まれた。自然に、そこを見るようになったと言っても過言ではない。

では、この結論の部分なのだが、まずそれは一度置いておき、まずは面接を受ける基本的なことを述べていきたい。

なんて言ってはいるが・・・
私は「履歴書は丁寧に書け」とか、そういうことを言うつもりはない。
社会人なら、こういう基本的な部分は、できていて当たり前だからだ。

それよりも重要なのは、必ずその会社の募集要項を確認すること。例えば

「要普免」

と書いてあれば、自動車の免許が無いと話にならないことになる。
「内定をいただいたら取ります」では遅い、と思っていただきたい。

他にも、各位はハローワークの求人で、こういう記載を見たことがあるだろうか?

「日商簿記検定2級以上あれば尚可
「英検準2級以上あれば尚可

この「尚可」の部分なのだが、このように解釈してほしい。どこの組織でもそうだ、というわけではないが・・・

「尚可と書いてあるものは、その組織にとって、後で必要な資格になる可能性が極めて高い」

という部分だ。

例えば、私は再三だが、ある組織の管理部門に身を置く人間である。
実際、2006年1〜2月初旬で、私の下で働いてくれる人について募集をかけた。職種は「経理・総務」

日商簿記検定の2級を「必須」にしてしまうと、どうしても敷居が高くなってしまう。
本当に、私の勤務している組織で、本気で経理を勉強したいのであれば、必須、にしてしまうのはやめよう、とハローワークの担当者と打ち合わせさせてもらった。
従って「日商簿記2級あれば尚可」という、求人票にはそのような表現になった。

この話をする前に、そもそもなぜ私がこういう話を自分のウェブでしているのか、という部分であるが・・・

自分の恥だが、昨年末、と言うより、クリスマス前に、私は私の部下に、相当厳しいことを言った。
断っておくが、責任の比重は、きちんと指導できなかった私の方にある。
その前提で読んでほしいのだが、私は彼女に

「これ、○月分の証憑な。付箋の箇所、なんでそうなるのか良く考えてみろ」

最初は、これだけだった。その前日は、ある経理用語の話になり、彼女は意味知らないとのことで

「ところで、○○(経理用語)は自分で調べたか?」

彼女は調べていない、と言う。これが2日に渡って、こういうことを言われてしまい、私も呆れて彼女に伝えたのが

「あのなあ、オレたちは一般事務として(あなたを)雇ったわけじゃないのよ。経理として雇ったんだ」

と言うと、彼女は自信なさ気な表情をする。

「やる気がなきゃ帰っていいぞ。オレが上司に説明しておくよ」

この「やる気が無い」という部分に彼女が反応。

「違います、と言っても信じてくれないのでしょうね」

信じろ、と言うのであれば、態度で示せと言いそうになるが

「例えば、簿記の資格も取らない、経理用語は自分で調べない、なんで放っておくわけ?やる気が無い、とみなされても仕方が無いだろう?オレなんかまだ甘い方だが、一般の会社なら、もっと厳しい所もある。少し考えた方がいいぞ」

断っておくが、資格を取る云々は、自己啓発の問題だ。私が個人的に、部下に強要するような筋合いは無い。
ただ、今後組織として、それが必要になる可能性が極めて高い。だから、本人には具体的なことを述べているのだ。
ただ、それ以上に腹が立ったのが、用語に限らないが「分からないものを分からないまま放っておく」という態度が気に入らなかった。
私は、財務の世界に身を置いて、早くも13年目を迎える。
その私も、それでは財務・システムの用語を全部知っているか?と聞かれると、はっきり言って分からないことの方が多い。人間誰しもそうだと思うが・・・
なので、分からなければ、自分で調べるのである。
あるいは、自分で調べても、納得できる答えに到達できなければ、ここで初めて、知っていそうな人に聞く。

再三でくどいようだが、今その知識が必要だからだ。

結局、彼女は、最終的な理由が「私(greathelp)と合わないから」という理由で辞めていった。
責任の比重は、再三だが私の方がはるかに重い。
うまく指導できず、組織に迷惑をかけてしまった、この部分は反省しなければならない。

要するに、求人票に記載されている「尚可」だが、後で必須になる可能性は高い、という部分は、私の恥であるが、こうなってしまう可能性もあるから、だから勉強してくれ、と言っていることになる。

さて、この2006年1月〜2月初旬にかけて、私は20人近い応募者と面接した。

数人「いいな」と思った人材がいたが、それでも「妥協すれば」という注釈が付く。
中には、経理・総務の募集で面接に来ておいて、簿記は勉強していない、などと言う応募者もいた。
基本的な姿勢がなっていない。
だったら書類で落とせ、と言われそうだが、書類では簿記を勉強しているのかどうかが分からないから呼んだわけなのだが・・・

そもそも「簿記(に限らず、資格)を勉強した」というのは、個人差がある。
単にテキストをどこかの書店で購入して、表現が悪いが適当に読んだだけでも立派な勉強だ。
そうではなく、何らかの学校に通って勉強していて、次の試験で合格を目指すのも勉強。
当然、後者の方が効率よく学ぶことができる。この「勉強した」という証が、資格の合格という話になる。

ある専門学校の宣伝をしているみたいで申し訳ないが、勉強しただけなら、誰でもやる気さえあればできるのだ。

さて、結論に至るまでの前提が長くなった。

私は結論で「面接時は、できるだけ具体的なことを述べる」と言っている。
これだが、面接官全員がこの考えを持っているかどうかは分からない。
会社によっては、能力よりも本人のやる気を重視したい、という人もいることも事実だからだ。
なので、あくまでも参考程度にしてほしいのだが、具体的なことを述べる、という部分について少し話をしたい。

うーむ・・・賛否両論あるだろうが、面接時に「努力」という言葉は使わない方が良い、という部分だ。
中には、履歴書に「私の信条は努力です」と書いてきた者もいるが、やめた方が良い。

私が面接時に必ず応募者に聞くのはこの質問。

「我々があなたを雇うメリットは?」

昔「無い」と言われてしまったこともある。まあ、それは論外として・・・

最近の若い子、と言うと、率直におっさん臭いが、応募者に言いたいのは「もっと自分をアピールしろよ」という部分だ。
20人近く面接した中で、上記に関する質問をして、圧倒的に多かった答えは

「少しでも早く業務を覚えて、組織に貢献できるように努力したい」

当たり前だ。社会人なら。

そうじゃなくて、もっと具体的に「何が貢献できるのか」という部分を伝えてほしい。例えば

「私は今まで○○の仕事を(例えば、総務経理なら「請求書の作成・発送」とか)してきた。この部分は自信がある」
「社会人経験は無いが、アルバイト先では、リーダーとして後輩を指導した。指導した内容は○○」
「私は総務経理の経験は無いが、人からは素直で覚えるスピードが早いと言われる。早く仕事を覚える、という部分は自信がある。普通は○○を理解するのに3日かかるが、私は1日で理解した」

このうち、最後の答えは抽象的で、参考にならないかもしれない。
だが、努力する、と言っている人間と比較すれば、このように具体的に答えてもらえるだけで、その応募者の印象はがらりと変わる。

要するに、言いたいのは「努力なんぞ、人の見ていないところでやることだ!」と言う部分と「人間誰しも光る部分があるんだから、もっと具体的に自分をアピールしろ!」という部分。

組織が何を期待して、応募者を面接に呼ぶのか・・・
面接の連絡が来てからでも構わない。
この部分はしっかりと自分で、自分なりの答えで良いから、きちんと考えをまとめてから面接を受けるようにしてほしい。

長くなったが、以上である。
私にも課題が多いが、誰かに自分の考えを強要するとか、そういう訳ではない部分はご理解いただきたい。

By greathelp

☆ 日商簿記検定について(参考)

→これは、私が高校生のときから、かなり難易度が上がった検定試験である。
私が高校2年生の6月の試験は、忘れたくても忘れられない。もう、17年も前になるが・・・

そもそも、日商簿記検定には、それぞれカテゴリーがある。

<1級>
→国家資格より難しい。現に私が合格したときの合格率は、確か7%だった。
今考えれば、合格できる人間が変人かもしれない。
(って、これだと私も変人ではないか)

<2級>
→近年、強烈に難しくなった試験で、そもそも私が高校生のときは、高校生が3年間しっかり勉強すれば、確実に合格できるようなレベルの問題だった。
授業をマジメに受けて、しかも家とかで過去問をこなす、これで十分合格できるようなレベルだった。
私が高校2年生の6月の試験では、いきなり工業簿記の問題で「標準原価計算」だったかの問題が出され、途方に暮れたことがある。
確か、1989年6月の試験は、2級で合格率が5%程度(要するに、1級の範囲もきっちり勉強した者のみが合格した、という試験)だった。
この後、全国の商業高校から日本商工会議所に「2級でこんなに難しくするな」というクレームを入れたお陰で、同年11月の試験は、試験問題がガラッと変わり、非常に優しい問題になっていた。
私はこの試験で、初めて2級を合格している。

しかし、近年は1級の問題が2級に下りてきており、下手な国家資格よりもはるかに難しいレベルの問題になっている。
残念だが、独学で合格するのは非常に難しいだろう。

従って「日商簿記検定2級合格」と、履歴書に書かれてあったとしても、最近から4〜5年程度の問題を合格しているのであれば、評価に値するが、それ以前の2級であれば、はっきり言って今の2級のレベルには無い、と私はみなしている。

「資格は新しい方が良い」

と、もしかしたら各位も聞いたことがあるかもしれない。
確かにその通りで、2000年以前の日商簿記検定2級合格、という応募者の履歴書は、2級のレベルに達していない、と私はみなしている。

<3級>
→今は3級もかなり難しいと聞くが、それでも独力で、ようやく何とかなる範囲である。
合格したいのであれば、きちんと過去問を解くようにしよう。
ベストなのは、あなた方の知り合いに、皆さんのレベル以上に簿記を知る者が会社等にいて、分からない部分を聞く時間を、その人が取ってくれるのであれば、「尚可」なのだが。

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